先生、こんにちは。(このクソ野郎!)

先生、こんにちは。(このクソ野郎!)

大学院進学時に研究室を変えた話をします。

先生、こんちには。(このクソ野郎!)とは

 

ご挨拶

はじめてまして、K介と申します。2017年に大学院へ進学しました。専攻は工学系です。

今回はこのブログについて紹介しようと思います。

ブログを始めたきっかけ

こういうのってブログで成功した人のブログでよく見かけますよね。一回やってみたかったんです。

さて、理系学生のみなさんは研究室配属の重要性をご存知だと思います。私は学部時代に運悪く第一志望から漏れてしまい、よく知りもしない研究室に配属されてしまいました。その研究室の教授とは控えめに言ってソリが合わず、日々ストレスに苛まれていました。学部を卒業するまでの間は研究室の愚痴を友人に合う度まき散らしていたのですが、それだけでは飽き足らずブログでも怒りをぶちまけることにしました(今となっては黒歴史です。読んでて恥ずかしいのでもう削除しました)。で、始まったのがこのブログです。

現在のブログの方針

しかし、私は大学院への進学を期に研究室を変えることに成功しました。今では毎日エンジョイしております。心にゆとりができた今では、かつて研究室配属で失敗した身として、同じような境遇にある人たちのためにできることはないかと考えるようになりました。

そこで思い付いたのが、私自身の体験である研究室の変更について記事にすることです。先ほど書いたように、私は大学院入学時に研究室を変更しました。これは、大学院入試のタイミングで研究室の変更を希望し、無事認められた結果です。ちなみに、大学院は学部のときと同じ大学ですから、いわゆる学歴ロンダとは異なります。学科・専攻も同じです。(このブログでは「自分が望む研究室へ移る」というニュアンスで、これを「研究室ロンダ」と呼んでいます)

私の周りで、研究室ロンダの経験者はごく少数です。もしもみなさんの場合にもそうだとしたら、実際にどういうものかを知らない人が多いのではないかと考えました。このような背景から、いまの研究室に不満を持っている理系学生に向けて、研究室ロンダについての体験談を発信することで、研究室ロンダを選択肢の1つとして示すことが出来たらと思いました。少しで参考になれば幸いです。

カテゴリーについて

研究室関連ノウハウ

「こうやったらうまくいった」「あの時ああすれば良かった」といった私の実体験に基づいて研究室に関係したノウハウを書いています。

研究室配属はまだまだ先!という学生に向けた研究室配属のコツや、ヤバイ研究室に配属されてしまったときの立ち回りなどがあります。 

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研究室ロンダリング マニュアル

大学院で研究室を変えたい場合にすべきことを私の体験からマニュアル化する試みです。大学や学部・学科によりけりな部分も大きいと思いますので、一般性は保証しかねますが…(汗)。

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最後に

研究室がつらいかどうかは個人の感じ方次第です。私が学部時代に所属していた研究室だって、別の学生にとっては天国なのかもしれません。でも、大事なのは自分がその研究室でやっていけるかどうかってことだと思います。

かつての私のように、今の研究室が嫌で仕方ない人は是非このブログで研究室ロンダについて知って欲しいです。どうか諦めないで!

そんな感じで、続けられるだけ続けてみようと思っております。

お付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

研究室の選び方(やる気のない人向け)

最初に言っておきますが、私は研究室選びで失敗しています。研究室ごとに最低人数が設けられており、その枠を埋めるための生贄となってしまったのです。そこに至る過程は結局のところ、大部分が運によるものでした。

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それでも、今思うともっと別の選択肢を模索できたのではないかと感じる部分もあり、今回記事を作成することにしました。

ただし、これはあくまで私個人の経験に基づいた内容なので、参考程度に読んでもらえればと思います。

目次

選定基準

先生の人柄、指導方針

やる気のない学生にとって、研究室を選ぶうえで最も重要なポイントはこの2つでしょう。とにかく優しい先生を探したほうがいいです(探し方は後述)。この優しいというのは、指導方針で例えると、コアタイムがないとか、質問したらきちんと教えてくれるとか、嫌みを言わないとか、そういったことです。ただ、やる気のない学生にとって理想の先生というのはなかなかいません(もしいたとしても大抵その研究室は人気があり、競争率が高くなっています)。

そこで提案したいのが、研究室について調べる前に「自分が先生や研究室に求めることに優先順位をつける」ことです。

ここまでは許容できる、ただしこれは絶対!といった基準を明確にしておくと、どの情報を調べる必要があるかわかり、研究室を選ぶ際の指針になります。

ちなみに、研究室で扱っているテーマが何であるかは一切無視していいと思います。研究なんてやりたくないと思っている学生は一定数いるはずですが、その中でもテーマを選り好みする学生は案外たくさんいます。とはいってもほとんどは「この分野は難しそう」「この分野は興味がない」といった消去法です。そういうわけで、先生の人柄や指導方針だけに注目して調べてみると、意外と穴場の研究室が見つかることもあります。

人が多い研究室は希望者が多い

次に注目したいのは研究室の人数です。人数が非常に少ない研究室は大体ヤバイです。特に院生が少ないところは超危険です。理由は言わずもがなですね。

逆に、人数が多いところが良いかというとそうとも限りません。研究室の人数が多いということは、それだけ毎年人気があるということです。競争率が高いと、漏れてしまうリスクが高くなります。それは、ブラック研究室へ配属されるリスクが高まることと同じです(私自身、これが原因で研究室選びに失敗しました)。

ではどこがいいかというと、上記の2つの間、やや少人数~中程度の研究室です。目立った人気がないのにはそれなりの理由があります。大事なのはその理由が何なのかということです。先ほどの「先生の人柄、指導方針」ともリンクしますが、例えば先生は比較的優しいけれど、マイナーな分野のためいまいち人気がない…こんな研究室は狙い目です。

学部生の期間が大変かどうか

1つの研究室でも、学部生と大学院で扱いが変わることがあります。これは学部、大学院の両方を同じ研究室で過ごしている先輩にしかわからない情報ですが、知っているのといないのとでは大きく差が出るところだと思います。
私の学科では、教授が非常に厳しいことで評判の研究室がありました。しかし、友人の一人は自らその研究室を希望しました。ほかに希望者はおらず、即配属決定です。本人もその研究室の黒い噂は知っていたようですが、「興味のある内容だから選んだ」といっていました。そのときは心の底から同情しましたが、後になって話を聞いてみると驚くべき事実が発覚しました。

その研究室には噂の鬼教授のほかに助教がいるのですが、学部生の指導は全面的に助教が行っていたのです(鬼教授は院生以上を担当)。しかもその助教は非常に優しかったようで、友人は覚悟していたよりずっと気楽だと言っていました。学部で就職する人にとっては理想の研究室だったというわけです。
こういうこともあるので、余裕があれば調べてみることをおすすめします。学部生でも院生でもホワイトというのが当然の理想ですが、そればかり考えてこのような穴場ともいえる研究室を見落すのはもったいないことだと思います。

情報収集

重要な情報源は先輩

研究室選びのポイントとして「先生と直接会って話をすること」を掲げたサイトをいくつか見たことがあります。でも、やる気のない学生は普通そんなことしません。だって面倒だから。また、研究室のwebサイトや研究室紹介の資料からはやる気のない学生にとって有益な情報は得られにくいです。それらは基本的に研究室をよく見せる目的で作られているからです。

というわけで、先生や研究室の情報は先輩の話を聞くことで集めましょう。正直な話、これだけで十分です。

ただし、気を付けたい点があります。それは、1人の意見を鵜呑みにしないことです。

学生の中には稀に、先生をまるで教祖か何かのように崇拝する人がいます。そのような偏った意見に騙されないよう、友達伝いでも何でも、とにかくできるだけ多くの先輩から話を聞くようにしましょう。その先輩自身が所属する研究室についてはもちろん、ほかの研究室の話も聞くことで、総合的な判断ができるようになります。

情報の宛てがないという人へ

先輩も、同学年でそういった話をする知り合いもいないような人は、研究室の情報を集めるのに苦労すると思います。あなたにとって研究室配属がまだ当分先であれば、早めに大きめのサークルに入って先輩や友達を作る努力をしたほうがいいでしょう。

あるいは、いくつかの授業でTAに話を聞いてみるのもありです。授業の質問があるとでも言って時間を空けてもらい、世間話の体で研究室のことを質問してみる作戦です。私もやったことがありますが、普通に教えてくれました。

また、研究室配属が近づくと周りのみんなも情報を集めようと一斉に動き出します。理系であれば、実験の合間にグループ内でそういう話題が出る機会も増えます。そういう場をうまく使って情報を集められるといいですね。

研究室配属までもう時間がないけれど、研究室について聞ける先輩も、情報を共有できる友達もおらず、積極的に情報を集めようとしないままここまで来てしまったという人は、ごめんなさい。私からは何もアドバイスできません。でも、先輩や友達に頼らずともこれまで試験などをクリアしてきたのであれば、研究室配属も案外何とかなるのではないでしょうか。がんばってください。

まとめ

まとめると、やる気のない学生が研究室選択で失敗しないためには以下のことに注意しましょうということです。

  • 研究分野より先生の人柄
  • 人気が高い研究室は希望が通らない可能性が高くなる
  • 学部卒で良いなら、学部だけホワイトな研究室を探してみる

また、これらの情報を調べるためには先輩に聞くということは非常に大切です。恥ずかしがらずガンガン聞いていきましょう!

以上、研究室の選び方(やる気のない人向け)でした。

 

希望しない、興味のない研究室に配属されてしまった人向けの記事も書いてます。

合わせて読んでみてください。 

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