【理系院生】新学期が始まる前にしておくべきこと【やる気がない人向け】
この春大学を卒業して、4月からは大学院生になるあなた。中でも大学院進学はモラトリアムの延長戦とみなしているやる気のないあなた。大学院での生活を良い形でスタートするための準備はできていますか?今回は先人として、新学期前に最低限しておくべきことを伝授します。これやっとくだけで、大分変わるぞ!
※本記事は大学院生の先輩がいることを前提に話を進めています。院生がいない研究室の方は読んでも意味がないのでブラウザバック推奨です。
1. 先輩の時間割を貰おう
楽な講義、しんどい講義
時間割の選択は、大学院生活のスタートを切るうえで第一に注意したいところです。学部生の頃と同じく、大学院でも楽な講義、しんどい講義のどちらもあるからです。でもどの講義が楽かなんて受けてみないとわかりませんよね。それならば、受けたことのある先輩に聞けば良いんです。簡単なことですね。
学部時代にも先輩に楽な講義を聞いた人はいるのではないでしょうか?あるいは、相談できる先輩がおらず、適当に選んでみたらしんどい講義で絶望した…という人も。
時間割を貰って、一つ一つ確認する
まずは先輩がどの講義を受けたかを知るために、先輩の時間割を貰いましょう(通年の時間割を貰うのがベスト)。先輩が時間割をなくした等の理由で入手できないとしても、まだ1年も経っていないので大抵の講義については覚えているはずなので諦めないように。相談する際、どの講義が楽かをメモしたいでしょうから、タイムテーブルやシラバスは必ず準備しておくと便利です。また、大学院の講義には必修科目や選択科目があると思いますので、その辺りのことは事前に確認しておくと先輩との相談や時間割の計画がスムーズです。
大事なのは、その講義が楽か否か
先輩に時間割の相談をするとき、シラバスに書かれた内容を聞くのは時間の無駄です。なぜなら、読めばわかるから。
肝心なのはその講義が楽か否か、それだけです。一見難しそうな講義で、しかも成績評価が試験100%としても、実は試験が超カンタンだった、なんてこともしばしばあります(もちろんその逆もあります)。そういうことは決してシラバスに書かれていません。知っているのは、その講義を受けた先輩だけです。だからこそ積極的に聞いていくべきなんです。面倒くさいと感じるかもしれませんが、今後数ヵ月に跨ることです。がんばって!
2. 過去レポを貰おう
過去レポとは?
過去レポとは過去のレポートの略称です。理系の学部では試験で成績評価を決めるところが多いと思います。そのため、過去問というワードは聞いたことがある人が多いと思います。では、過去レポはどうでしょうか。普段の課題よりは、実験のレポ―トを指して過去レポと呼ぶケースのほうが多いかもしれませんね。何にせよ、先輩から過去問や過去レポを貰った経験がある人は少なからずいるのではないでしょうか?
課題が多い大学院
全ての理系大学院に共通するかはわかりませんが、少なくとも私の通う大学院では1年生の前期にかなりの数の講義を詰め込みます。そして、講義の評価方法は多くがレポート。学部生の頃よりも1週間に出される課題が増えているのでは?と思うほどです。しかも大学院ということで、その内容は学部に比べてややレベルアップしており、手間がかかるものが多いんですね。
そこで先述の過去レポが非常に活躍してくれます。これの有無は課題を終わらせるまでの時間を大きく左右することでしょう。
もちろん、過去問も貰えるなら貰っておいたほうがいいですよ!絶対に!!
過去レポを途中で入手して感じたこと
私は大学院入学当初、過去レポの存在に気付いておらず苦労しました。友達と課題を担当する科目を割り振り、少しでも一人当たりの負担が減るようにと涙ぐましい努力をしていました(話がずれますが、このやり方だと自分の担当する科目に対して責任感が出るため、普通にやるより真面目に勉強できました)。
しかしある日過去レポの存在を知り、即入手。それ以降の課題はラクラクス~イスイでした。
はじめから手に入れておけば、課題をやる時間の多くを他の事に充てられたのに…!というのが素直な感想です。ちなみに、過去問を手に入れた後の講義内容はもちろん身に付きませんでした。
まとめ
以上、(やる気がない)理系院生向け「新学期が始まる前にしておくべきこと」でした。読んでみたら当たり前じゃん!という意見も多いかもしれませんが、それでもわざわざこんな記事を書いたのは、自分自身が大学院を舐めていて始めの時期に苦労したからです。
内部進学ということもあり、大学院に入ったといっても学部の延長という印象が強かったせいかもしれませんが、過去レポを貰うのが随分遅くなりました。それで苦労したんですよね…。また、時間割も、一応先輩に聞いてはみたものの、一つだけ先輩が受講したことのない選択講義を選び、それで痛い目を見ました…。
こんな被害者をほかに出さないためにという、言ってみればお節介なアレです。
やる気のないみなさんが大学院で少しでも楽できればいいな、と思います。