先生、こんにちは。(このクソ野郎!)

先生、こんにちは。(このクソ野郎!)

大学院進学時に研究室を変えた話をします。

体験談:大学で土木系の学科に入って後悔した、という話

突然だが、自分は大学で土木系の学科に入学した。

今までの経験から、その選択によって後悔したことを書いておく。

ただし、これは主観丸出しの体験談なので鵜呑みにはしないようよろしく。

 

高校時代

タイトルとは離れてるけど、まずは土木系を選んだ経緯も紹介したいので、高校時代のことから書かせてほしい。

もし自分と似た境遇の高校生がいたら参考になるかも。

①文理選択

普通科高校に進学。2年に進級するとき、文理選択があった。

友人の多くが理系を選び、それに便乗する形で理系に進む。

でも理系科目は正直苦手だった。

 

思い返すと、ここが第一のターニングポイントだった。

今なら言えるけど、仲が良い友達なら文理が別れても遊ぶ

自分が得意だと思う科目がある方を選んだ方がまだマシだった気がする。

②進路希望

高校3年生のビッグイベント進路選択。

(自称)進学校ということもあり、最初から大学に進むつもりでいた。

大学選びの基準は、実家から遠すぎない範囲にある国公立。

これは実家が貧乏だったからというだけ。

その中で、なるべくレベルが高いところを見ていた。

もちろん自分の学力と相談した上だけど、就活で有利そうだったから。

 

で、なんで土木系を選んだのか。

 

理系に進んだものの、相変わらず自分は理系科目が苦手だった。

大学に入ったら4年間は理系科目を学ぶのか…と考えると吐きそうだった。

そんな中、土木系学科の紹介文で「都市計画」という分野を知る。

「研究では文系のアプローチも取り入れる」みたいなことが書いてあった気がする。

もう少し調べてみると、確かに歴史とか、経済とかそんなことも含みつつやっている雰囲気。

内容自体も生活に関わるもので、イメージしやすい。これだ!と思った。

 

ぶっちゃけ、学科選びは失敗だった。理由は続きを読んでもらえばわかると思う。今言えるのは、その学科で学ぶことの全体像が自分の興味(ぼんやりでも良い)とマッチしているかを考えるべき、ってこと。

 

大学入学

ここから本題。受験を乗り越えて某国立大学の土木系学科に入学した。

地獄の始まりである。

①必修科目

当たり前のことだが、大学では授業(講義や実験など)を受ける。授業の条件(期末テストで60点以上取る、欠席を5回以内に留める、など)を満たせば、単位が出る。単位をきちんと取っていれば、進級・卒業できる。

文系は学科によって差があるらしいが、理系の学部・学科では講義にいくつかの種類がある。必修科目とか、選択科目とか。

選択科目は、卒業するために必要な単位数を満たす必要はあるけど、自分が受けたいと思った講義を受ければ良い。これは高校生が想像する大学生のスタイルだと思う。

 

問題は必修科目(以降、必修)だ。

必修は、進級・卒業するために必ず単位を取らないといけない授業。多くの大学生の足を引っ張っている魔物である。

自分は受験期を乗り越えたものの相変わらず理系科目が苦手だった。

「でも大学では、都市計画に関する文系寄りの授業だけ取ればいいんでしょ?」と思っていた。

残念ながら必修という仕組みはそんな甘えを許してくれなかった。

入学した学科では、「都市計画」はあくまで「構造」とか「地盤」とかと並ぶ、一つの研究分野。

必修では各分野の基礎部分を学ぶことになる。死ぬほど興味がない授業だとしても、卒業のためには避けては通れない。

というわけで、自分は泣きそうになりながら理系科目と格闘する羽目になった。「〇〇力学」と名の付く講義の多いこと多いこと。

理系科目の中でも物理がダントツで苦手だった自分には、地獄のような日々だった。

受験期はなんとかそれなりのレベルまで持っていくことができた。

でも大学では高校の時よりも高度な内容を学ぶ。

元々苦手だったものを好きになるワケがないよね。

 

②就活

就活。大学生にとってのビッグイベント。多くの学生が精神を病む。

モラトリアム延長とばかりに大学院まで進んだが、就活を避けて通ることはできない。

 

よくいわれることだが、大学はできるだけ良いところに入っておいた方が良い。

有名な大学なら、企業によっては特別な選考フローに乗りやすいという実態はある。

あと、就活を見据えるなら理系。文系よりは圧倒的に楽。

なぜなら推薦があるから。

推薦は企業によって強いもの弱いものあるが、そこは自分でOBに聞くなり何なりしてくれ。

自分の学科にも推薦はあったし、自分も推薦を使った。

ただ、学科の推薦はやはりその学科に関係した業界が圧倒的に多い。

自分のいた土木系学科では、推薦の求人のうち、ゼネコンや建設コンサルが半数以上だった。

これらはどこも人手不足な業界のため、就職するだけなら楽だ。

でも、どこも激務。お金は貰えるけど、使う時間がないとよく聞く。それでも良い、という人には土木系はおすすめできる。が、自分は甘え丸出しの絶対定時退社したいマンだった。推薦企業の一覧を見て後悔したのは言うまでもない。

それともう1つ。土木系の就職先は他の理工系学科に比べてつぶしがきかないという話を聞く。

機械系と比べてみるとわかりやすいだろう。機械は多くの企業で重宝される。メーカーは機械を使って製品を作るから当然のことだ。

一方で土木系は扱う対象が限定されており、企業も絞られる。

先ほども書いたゼネコン、建設コンサルのほかに、インフラ(運輸・電力・ガスなど)や公務員などがある。

とはいえ、土木出身でも金融やメーカーなどの業界に就職する人もいる。結局は本人次第という話になってしまうが。

 

ついでにお話しておくと、土木系の就職先でホワイトと言われているのはインフラ系だ。まあ、人によってホワイトの基準は異なるので一概には言えないが。

自分のようにぬるく働きたい土木系の学生はインフラ系企業を探してみると良いんじゃなかろうか。

インフラ系の子会社なら、給与は低いが定時退社余裕、なんて所もあったりする。

 

まとめ

思い付いたことをつらつら書いてきたらかなりとっ散らかった内容になってしまった。改めて、土木系の学科に入って後悔したことをまとめておく。

 

  • 授業:苦手な理系科目(特に物理)とオサラバできなかった
  • 就活:推薦のある企業が激務な業界中心だった

 

以上、しょーもない独り言でした。

研究室ロンダリング マニュアル(サプリ)① 研究室ロンダの経験者を探してみよう。

サプリ① 研究室ロンダの経験者を探してみよう。

研究室ロンダを思い立ったら、過去に研究室ロンダリングをした先輩がいないか探してみよう。自分と同じ大学・学科で研究室ロンダを経験した人の話はこのマニュアル(笑)よりも絶対に君の役に立つ。

ちなみにその先輩が所属している研究室がどこかは気にしない。まずは研究室ロンダの経験者にしかわからない情報を知ることを目的にしよう。

 

 

下級生には目立ちにくい研究室ロンダ

下級生からすると、彼/彼女たちは学部時代から同じ大学に所属している分、学歴ロンダ(ここでは、学部とは違う大学の大学院へ移ることを指す)よりもやや目立ちにくい。しかし、研究室ロンダ自体は珍しいことと思われるため、その先輩の同期で研究室ロンダ経験者がいれば当時はちょっとくらい話題になっただろう。研究室ロンダ経験者は、身近な先輩に聞いて回ると案外見つかる可能性がある。

ただ、学科の規模が大きいと、それだけコミュニティが多種多様になって話題が広がりにくくなりがちだ。もし周囲の先輩に聞いた中で経験者を見つけられなくても、その時は根気よく探そうとするより、スパッと割り切ろう。話を聞けたらラッキー、くらいの気持ちで探せば良い。

 

ロンダ経験者に聞きたいこと

研究室ロンダでわからないことは相手が許す限りどんどん聞いていこう。参考までに、私はロンダ経験者の先輩に以下のようなことを聞いた。

  • いつ頃から、どのような流れで研究室ロンダをしたか?
  • ロンダ先の研究室を選んだ理由は?
  • ロンダ前後で、各研究室との折り合いはどうしていたか?
  • 自分の研究室ロンダを振り返っての失敗、苦労したこと

まず1つ目は、大学・学科によって異なるであろう研究室ロンダに関わる書類、学生や先生が忙しくなる時期などを押さえておきたい。他には、ロンダ前後でのロンダ先の先生とのやりとりも大切。この辺りの細かいことは君と同じ大学・学科の経験者に聞くのがいちばんだ。

2つ目は自分がロンダを希望した理由作りに役立てるための質問。いずれロンダ希望先の先生との面談があるだろうから、こういうことがしたくて…という表向き前向きな理由を考えておく必要がある。

3つ目も重要。私が話を聞いた先輩は、ロンダが決定して以降、学部を卒業するまでロンダ先のゼミに可能な範囲で参加していたという。自身が今いる研究室の状況にもよるが、聞いておいて損はないと思う。

4つ目は1~3の全体を通しての話になる。私自身の研究室ロンダ活動を思い返すと「こうするべきだったな」と感じる部分が多々ある。君の先輩にも、そういうことの一つや二つはあるだろう。その話を基に自分はどうすべきかを考え、実行していこう。

 

相手に失礼がないように

ロンダ経験者である先輩には、くれぐれも失礼がないようにしよう。最初から全体を隅々まで見通すことは難しい。ロンダ活動を進める中でわからないことは後から後から出てくる。相手は忙しい中で、善意でこちらのために時間を割いてくれている。毎回感謝の気持ちを忘れずにいこう。

研究室ロンダリング マニュアル(随時更新)サプリ

研究室ロンダマニュアルで書き漏らしたことを補足的に書いておく。

 

 

① 研究室ロンダの経験者を探してみよう。

同じ大学・学科に経験者がいたら、その人には話を聞いておくべき。という話。

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研究室ロンダリング マニュアル(1)仮候補リストの作成

1. 仮候補リストの作成

君が研究室ロンダリングを検討したいと思ったら、まずは仮の異動先候補リストの作成から始めるのが良いだろう。これは、将来どうこうでなく今の研究室に不満があって、極端な話「何でもいいからとにかく今の研究室を出たい」という後ろ向きな学生のみならず、「〇〇研究室で△△の研究をしたい!」という前向きな学生にとっても、注意してほしいステップとなっている。

 

 

1.1. とりあえず、ざっくりと流れを説明する。

まずリストアップまでの流れをざっくり説明していくが、あまり難しく考える必要はない。極端な話、雰囲気で良い。とにかく今の研究室から出たいと思っている君は、とりあえず身近な同級生や先輩に軽く話を聞いて回り、全体的に見てホワイトそうな噂が流れている研究室を2, 3個(それ以上でもOK)リストアップしよう。ただし、ホワイト研究室の定義は人によって異なるため、自分にとってのホワイト条件をあらかじめ洗い出しておこう。ちなみに、話は又聞きでも構わない。既に行きたい研究室がある君も、それに関係がありそうな研究室の中から「まあ、行っても良いかな」くらいに思えるところを1, 2個は候補リストに足しておけると良い。詳しくはこの記事の後半で説明するが、研究室ロンダの検討理由が後ろ向きか前向きかに関わらず、噂を聞いただけの段階から候補を1つだけに絞るのはリスクが伴う。これを回避するためにも、まずは緩い基準で候補を挙げてみよう

 

1.2. その研究室は本当にホワイトか?

世の中には露骨な研究や就活への妨害や、異常な拘束などのアカハラが横行しているような、どの学生が見てもブラックだとわかる真っ黒な研究室が存在する。これに比べて、誰が見てもホワイトと言い切れる研究室は非常に数が限られているように思う。なぜなら、どんな研究室がホワイトかの判断基準が人によって違うからだ。

たとえばの話をしよう。先生は優しいし、先輩も面白い人が多い研究室がある。しかし、その研究室ではかなりの頻度で飲み会が開かれるという。君ならこの研究室はホワイトと感じるだろうか、ホワイトではないと感じるだろうか。お酒が好きな人はホワイト認定をするかもしれないが、お酒が苦手な人やお金で苦労している人、人間関係を煩わしいと感じる人は判断に迷うのではないだろうか。

このように、ホワイトと噂される研究室であっても、ブラックとまでは思わないが、自分にとってホワイトとは言い切れない…と感じる人は一定数いるだろう。そこで、自分にとっての基本的なホワイト条件(先生が厳しいかどうか、雑用で忙しくならないか、など)をあらかじめ把握しておこう。そして、ひとまず噂で得られた範疇について、自分の基準と実際の研究室ではどうなのかを比べてみよう。

一方で、実際に研究室へ入ってみないとわからないようなこまごまとした部分で、君にとって受け入れ難いことが出てくる可能性は否定できない。かと言って、そのようなことを一つひとつの研究室で聞いて回るのはかなり骨の折れる作業になるだろう。

 

1.3. 候補は2つ以上出そう。

そんなわけで、私としては最初から学科や専攻の中でいちばんホワイトと噂の研究室の一点張りはおすすめできない。その代わりに、周囲の話を基に比較的ホワイトと予想される研究室をいくつか候補として挙げておく。

これは無暗に選択肢を狭めないようにするためだ。どんなにしんどくても、どんなにやる気がなくても、候補は最低2つ欲しい。一点張りでは、調べていく過程で自分にとっての懸念事項を見つけたとして、そこから別の候補を探す、そこの先生と面談する…とった後の作業がどんどん遅れてしまう。また、候補が2つ以上あれば、それらを比べることでそれぞれの利点欠点がわかりやすくなるというメリットがある。できれば3つくらいの研究室を比べておきたい(候補を選べるほどホワイトと言われている研究室の数がないということであれば、ある中で考えるしかないが)。もちろんそれ以上でも良い。時間との戦いになるとどこかで妥協が必要になるが、ここで作るリストはあくまで仮。言わば網目の大きな『ふるい』だ。どうせ後々絞り込むのだから、無理のない範囲でなら欲張っても構わないだろう。

同じような理由で、「自分はここに行きたいんだ!」という明確な意思を持った学生であっても、候補は複数挙げておくことをおすすめしたい。行きたいと思っているのとは他の研究室でも、意外と自分がやりたいことはできるかもしれないし、調べていく中で新たな興味・関心を持つ分野が見つかるかもしれない。それに私としては、研究活動はそのテーマよりも、指導教員を含むその研究室での人間関係に大きく依存するものと考えている。ほかの研究室との比較は、「この先生の下で本当にやっていけるのか?」と冷静に考える良い機会になると思う。

研究室ロンダリング マニュアル(まとめ)

以前投稿した『研究室ロンダリング』に関する記事は思っていたよりも多くの方(当社比)が読んでくださっているようで。どうもありがとうございます。

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さて、☝この記事では、キャンパスライフが大逆転するかもしれない選択肢があるということを書いた。しかし、研究室ロンダの利点を並べているだけで、じゃあ具体的にはどうすればいいのかってことは省いている。これについて、記事の中では以下のように説明していた。

ところで、今回の記事では研究室ロンダのために具体的に何をしましょう、ということは細かく書いていない。 これは、大学によって研究室ロンダのために必要なことが異なるかもしれないと考えられるからだ。

【研究室ロンダ】大学院で研究室を変えるという選択 - 先生、こんにちは。(このクソ野郎!)

 

とはいえ、何の指針もなしにいきなり研究室ロンダに向けたアクションを起こすのは難しいかもしれない。そう思いなおして、どんな感じで研究室ロンダリングをやっていけば良いかを自分の経験から判断し、記事にすることにした。

※記事タイトルではマニュアルとか豪語してますが、あくまで一個人の体験談兼意見なので、参考になる保証はありません。悪しからず。

 

追記:思ったより長くなりそうなので記事を分けることにしました。出来次第この記事にリンクを貼っていきます。

 

 

1. 仮候補リストの作成

研究室ロンダを検討しようと思ったら、まずはここから始めよう。

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2. 以降←作成中

 

サプリ

 補足みたいなもの。思い付いたら足していきます。

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大学院1年前期終了!

新しい研究室に来て4ヵ月ほど経ちました。前期も終了に差し掛かり、大分落ち着いてきたので、新しい研究室での生活を振り返ってみようと思います。

先生はみんな良い人!

現在所属している研究室はメインとなる教授と准教授が合わせて3人います。以下、客員系の先生や外部の講師など指導メンバーは多岐に渡ります。本当に良い人ばかりです。まず、学生研に突然来ることがほとんどないため、自由な雰囲気が研究できます。更に指導は優しく丁寧で、普段も親しみやすく面白い。研究室の飲み会も、以前のように無理に笑うのでなく、素直に楽しいと思えるようになりました。

研究内容なんかよりも指導者の人格が大切なんだと改めて実感しています。

研究室メンバーが良い人!

研究室を変更したことで、研究室の学生の数が4人→30人以上に増えました。留学生はもちろん、B4(学部4年生)の顔と名前さえも未だ一致していません笑。同期は自分以外に5人!研究室で課題を一緒にやったり、ダラダラと駄弁ったり、腹が空いたら一緒に飯を食べに行ったり…。こういうことが当たり前にできるのが、どれだけ幸せなことか。先輩も個性的で面白い人たちです。就活の相談に乗ってくれたり、研究についてアドバイスをくれたり、ゲームで盛り上がったり…。とにかく毎日が楽しいです。この研究室に来て本当に良かった。

コアタイムがない!

現在の研究室はコアタイムが存在しません。研究室内でも研究によって指導する先生が異なるのですが、その先生の方針によってはたまに個別でミーティングが行われているくらいです。来たい時に来て、帰りたいときに帰る。理想の研究室生活ですね。遊びやバイトの予定にかなり融通を利かせられるため、時間を目一杯使っている実感があります。やはり無意味に拘束されるコアタイムは非効率のクソシステムだと思いました。

まとめ

新しい研究室について褒めちぎる内容になりましたが、もちろん入る前に思っていたのと違ったということや、些細な不満を感じることはあります。でもそれは全然許容できるレベルです。それを補って余りあるくらい、毎日が本当に楽しいのです。今までの環境では到底実現し得なかった生活を送っている自分がいる。それは、研究室ロンダ(大学はそのままに、所属する研究室を変更すること)という少数派的行動を起こしたおかげです。ブラック研究室に配属されてつらい思いをしている学生には、どうか諦めず、状況を打開しようという意思を持ってほしいです。

補足と蛇足

研究室ロンダについて、私の体験談を以下の記事にまとめています。よろしければこちらもどうぞ。

 

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私の場合は大学院入学に際して研究室を変更する、研究室ロンダの中では比較的オーソドックスな形を取りました。しかし聞いた話では、教授と真っ向から対立し、学務に話をつけて在学期間中に研究室を変更した猛者もいるようです。月並みですが、行動を起こしてしまえば、後は意外となんとかなるものです。ただし行動しなければ何も変わりません。不満をまき散らすことも一時的なストレスの発散にはなると思いますが、それがずっと続くような環境にいつまでも浸かっているのも考えものです。そんな時一歩でも踏み出すことができれば、きっと良い事があると思います。

ついでに、最近すごく好きなWANIMAの「やってみよう」という曲を貼っておきます。auのCMで使われた、元気が出てくる明るい曲です。是非。


「やってみよう」 フルver. /WANIMA【公式】

【理系院生】新学期が始まる前にしておくべきこと【やる気がない人向け】

この春大学を卒業して、4月からは大学院生になるあなた。中でも大学院進学はモラトリアムの延長戦とみなしているやる気のないあなた。大学院での生活を良い形でスタートするための準備はできていますか?今回は先人として、新学期前に最低限しておくべきことを伝授します。これやっとくだけで、大分変わるぞ!

※本記事は大学院生の先輩がいることを前提に話を進めています。院生がいない研究室の方は読んでも意味がないのでブラウザバック推奨です。

1. 先輩の時間割を貰おう

楽な講義、しんどい講義

時間割の選択は、大学院生活のスタートを切るうえで第一に注意したいところです。学部生の頃と同じく、大学院でも楽な講義、しんどい講義のどちらもあるからです。でもどの講義が楽かなんて受けてみないとわかりませんよね。それならば、受けたことのある先輩に聞けば良いんです。簡単なことですね。

学部時代にも先輩に楽な講義を聞いた人はいるのではないでしょうか?あるいは、相談できる先輩がおらず、適当に選んでみたらしんどい講義で絶望した…という人も。

 時間割を貰って、一つ一つ確認する

まずは先輩がどの講義を受けたかを知るために、先輩の時間割を貰いましょう(通年の時間割を貰うのがベスト)。先輩が時間割をなくした等の理由で入手できないとしても、まだ1年も経っていないので大抵の講義については覚えているはずなので諦めないように。相談する際、どの講義が楽かをメモしたいでしょうから、タイムテーブルやシラバスは必ず準備しておくと便利です。また、大学院の講義には必修科目や選択科目があると思いますので、その辺りのことは事前に確認しておくと先輩との相談や時間割の計画がスムーズです。

大事なのは、その講義が楽か否か

先輩に時間割の相談をするとき、シラバスに書かれた内容を聞くのは時間の無駄です。なぜなら、読めばわかるから。

肝心なのはその講義が楽か否か、それだけです。一見難しそうな講義で、しかも成績評価が試験100%としても、実は試験が超カンタンだった、なんてこともしばしばあります(もちろんその逆もあります)。そういうことは決してシラバスに書かれていません。知っているのは、その講義を受けた先輩だけです。だからこそ積極的に聞いていくべきなんです。面倒くさいと感じるかもしれませんが、今後数ヵ月に跨ることです。がんばって!

2. 過去レポを貰おう

過去レポとは?

過去レポとは過去のレポートの略称です。理系の学部では試験で成績評価を決めるところが多いと思います。そのため、過去問というワードは聞いたことがある人が多いと思います。では、過去レポはどうでしょうか。普段の課題よりは、実験のレポ―トを指して過去レポと呼ぶケースのほうが多いかもしれませんね。何にせよ、先輩から過去問や過去レポを貰った経験がある人は少なからずいるのではないでしょうか?

課題が多い大学院

全ての理系大学院に共通するかはわかりませんが、少なくとも私の通う大学院では1年生の前期にかなりの数の講義を詰め込みます。そして、講義の評価方法は多くがレポート。学部生の頃よりも1週間に出される課題が増えているのでは?と思うほどです。しかも大学院ということで、その内容は学部に比べてややレベルアップしており、手間がかかるものが多いんですね。

そこで先述の過去レポが非常に活躍してくれます。これの有無は課題を終わらせるまでの時間を大きく左右することでしょう。

もちろん、過去問も貰えるなら貰っておいたほうがいいですよ!絶対に!!

過去レポを途中で入手して感じたこと

私は大学院入学当初、過去レポの存在に気付いておらず苦労しました。友達と課題を担当する科目を割り振り、少しでも一人当たりの負担が減るようにと涙ぐましい努力をしていました(話がずれますが、このやり方だと自分の担当する科目に対して責任感が出るため、普通にやるより真面目に勉強できました)。

しかしある日過去レポの存在を知り、即入手。それ以降の課題はラクラクス~イスイでした。

はじめから手に入れておけば、課題をやる時間の多くを他の事に充てられたのに…!というのが素直な感想です。ちなみに、過去問を手に入れた後の講義内容はもちろん身に付きませんでした。

まとめ

以上、(やる気がない)理系院生向け「新学期が始まる前にしておくべきこと」でした。読んでみたら当たり前じゃん!という意見も多いかもしれませんが、それでもわざわざこんな記事を書いたのは、自分自身が大学院を舐めていて始めの時期に苦労したからです。

内部進学ということもあり、大学院に入ったといっても学部の延長という印象が強かったせいかもしれませんが、過去レポを貰うのが随分遅くなりました。それで苦労したんですよね…。また、時間割も、一応先輩に聞いてはみたものの、一つだけ先輩が受講したことのない選択講義を選び、それで痛い目を見ました…。

こんな被害者をほかに出さないためにという、言ってみればお節介なアレです。

やる気のないみなさんが大学院で少しでも楽できればいいな、と思います。